たまりば

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残りの時間

保険の宣伝を見ていると気になることがある。勿論、"同業者として"職業病的に気になるのかもしれないが...それは消費者に購買意思のハードルを下げるために使われる「1日あたり、たったの○○円!」という言葉だ。保険料に『日払い』なんて制度は無いのにね。そもそも保険料分割払いは一番多くて『月払い』。その次に『半年払い』、『年払い』、『全期前納払い』、『一時払い』と続くわけだが...保険料の負担を小っちゃく見せるには、細かく刻んだ方が人は安く感じるもの。「あ、それくらいなら追加しておこうかな」とかね。保険会社の思うツボだ。

今日の本題は、そんな保険料のことはどうでも良くて『同じ時間の単位を変えると価値観が変わる』ということを書こうと思う。

牛角創業者の西山知義氏は以前からTwitterで「おはようございます!86400秒のはじまりです。」とつぶやき始めることが多い。ここまで細分化すると余計に分かりづらくなる気がするが...オレも昔からこの考えは大事にしている(つもり)。1日はどんなVIPやセレブや平社員やプー太郎でも24時間と決められている。でも24時間というのは、たったの1440分間だ。しかし、一般的にはそのうち8時間=480分間は寝ていることになる。すると、人間が起きて生活をするのはせいぜい1日に960分しか無いんだ。960分って、結構あっという間だぜ。

『人生』で言い換えると、よく言われる「人生80年」。日数で言えば、生まれてから死ぬまでは29200日間だ...これはあまりピンと来ないな。ではもっと現実的にオレ自身を例にすると...バリバリ意欲を持って働けるのは40歳くらいまでとして残り3年間...すると残り1095日間しかない!そして人生80年と言ったって、旅行や遊びでワイワイやりたいことを体力気にせず楽しめるのはせいぜい60歳くらいまでとして...すると残り8395日間だよ、おぃ。しかも調べてみたら生まれてから今日までで13513日間が既に経過している。

やりたいこと、ビジネスの目標、どれを取ったって自由が利くのは残り8400日間ほどしか無いんだ、オレ。しかも、そこで毎日睡眠を8時間とっていたら、起きている実効日数なんて5500日間程度しか無い。ま、オレの場合、睡眠時間は3,4時間で充分なのでもう少し多いはずだが。

日々の1日1日は大したこと無いかもしれないが、着実に自分の持ち日数は減り続けている。しかも実行日数が5500日間残っているなんて保証はどこにも無いし。そう考えると毎日を楽しまなくては勿体無い。

36歳の365日間も色々なことがあった。多くの素晴らしい人達に出会い、多くの新しい経験を積んだ。楽しいことも嫌なことも、沢山あった。山あり谷ありな1年間。でも、この貴重な時間を過ごしたオレは、35歳の時よりも格段に『向上』している。

"36歳"でいるのも残り1時間。時間は"有限"だ。年を重ねることは素晴らしい!30代になってからは特にそう思う。



  • 2011年09月27日 Posted byゴンすけ at 23:17 │Comments(0)

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