たまりば

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マネジメントゲーム

ゲームを通じて経営・会計・財務を学ぶという研修を過去に何度か耳にしたことがある。今までもそういった類の研修には興味こそあれど費用的な問題もあったりするのでスルーしてきたが、昨日はそれらマネジメントゲームの本家本物、『マネジメントゲームMG』という一日研修に縁があって参加してきた。久しぶりの"朝から夜まで研修"であったが、さすが世界のSONYが開発しただけあり、とても白熱した実のある研修だった。

巷に出回るマネジメントゲームはいくつかあるようだが、それらはすべてこのソニー社&CDI社(現:ソニー・ヒューマンキャピタル社)開発の『マネジメントゲームMG』の模倣なんだとか。勿論、パクリであろうが他社の研修を受講したことが無いので善し悪しの判断はできないけどね。でもどうせ"経営"を学ぶならやはり本家が一番だろう。ソフトバンクの孫正義社長が創業前に受講し、後に「このマネジメントゲームMGを体験していなかったら今日のソフトバンクは無かった」と絶賛していることでも知られている。

そうは言っても経営・会計・財務をシミュレーションで学ぶといえどゲームはゲーム...と、思っていたが、されどゲームだった。経営や会計の本は今までも数多く読んできたつもりだが、参考になっても実践に役立つモノはそうそう出会わない。ところがこのMGは違った。ゲームと言っても、出てくる言葉は全てビジネス用語だ。手元には『資金繰り表』と電卓を準備し、入金・出金を常にチェックする。決算を迎える度に『決算フローチャート』にP/L(損益計算書)、B/S(貸借対照表)、などの財務諸表を書き込んでいく。資金調達、仕入、販売、広告、雇用、そのタイミングをちょっとでも誤れば財務が一気に苦しくなったり。何よりも"本"と違うのは、ライバルと競っているので"刻々と状況が変化すること"だ。自分の経営計画も状況が変われば早めに軌道修正しておかないと致命的なことになる。こんなヒートアップするゲームにはこれまで出会ったことが無かった。

一日研修で21,000円。自己負担による研修費用としては決して安いコストでは無い。しかし、終わってみれば間違いなく21,000円以上の価値があった。いや、この知識...というか経験は、オレという人間に対して相当なプラスな体験だ。この先を考えれば、格安な自己投資だったと思える。

『マネジメントゲームMG』、経営を"楽しく真剣に学びたい"という人には絶対にお勧めだ。機会があったら是非やってみて欲しい。あとは、この体験をどう生かしていくのか...それがオレ自身に課せられた新たな課題だ。



  • 2011年08月29日 Posted byゴンすけ at 23:59 │Comments(0)

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