たまりば

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道交法

日本で一番多い犯罪...それは交通犯罪。つまり道路交通法違反、略して『道交法違反』がそれだ。年間約800万件の違反が検挙されている。オレも18歳で免許を取ってから今までに何度違反キップにサインをしてきたんだろ?手元に残ってる青キップ(軽微なやつ)だけで7枚、赤キップ(軽微じゃないやつ)は1枚。青キップの大半は駐車違反なので、罰金のほかにレッカー代&保管料も払ってきた。あとは速度違反と無線通話装置使用違反(携帯電話)がチラホラ。これまでに国庫に納めた罰金は...30万円以上になるな。痛い...。でも今の仕事を引退するまではゴールド免許も無縁だろう。コインパーキングも無いような住宅地をまわっていて5年間も無事故無違反なんて...無理だってば。

そして今日=8月12日(金)、13日(土)、19日(金)、20日(土)は、警視庁ホームページによると管轄内の"飲酒運転取締り日"が予定されている。要は、飲酒検問が都内のあちこちで実施される、ってことだね。神奈川県警ではそれに加えて、26日(金)、27日(土)も取締りをやるみたい。もちろん、この日だけ気をつければ良いって話ではないが、ドライバーとして知っていて損は無い話だと思う。

クルマやバイクを運転していれば大抵のドライバーがお世話になってしまう取締り。スピード違反のネズミ取りやシートベルト取締りと違って、このような飲酒検問というのは、予め実施する日を警視庁や各県警のホームページで公開していることが多い。警視庁に比べると、神奈川県警や埼玉県警は飲酒取締り以外も色々公開している。いわゆる『公開交通取締り』ってやつだ。公開だろうと抜き打ちだろうと、"飲んでいなくても"いきなり目の前で検問が行われていると心理的に一瞬ドキっとするのはオレだけじゃないだろう。

365日間のうち、360日ぐらいはハンドルを握っているオレ。18年間ほぼ毎日の運転歴でもさすがに飲酒絡みでお縄になったことは無いが、今まで多くの検問を経験してきた。特徴として、『飲酒検問』というのはだいたい"逃げ場"が無い場所でやってるものだ。裏道のような暗~い道でヒッソリとやっていたり、坂道傾斜の関係で遠くまで見通せない道路でやっていたり、幹線道路のトンネルの中でやっていたり、高速道路のETCゲート直前でやっていたり。どれをとってもアルコールが入っていたら横道が無い『時すでに遅し』的な場所だ。仮に横道があっても、その暗がりの逃げ場にはだいたい白バイが待機してる。そして検問ではマイクみたいなアルコールチェッカーに息を吹きかけることもあれば、交通機動隊の隊員のハナに向かって息を吐くこともある。後者はちょっと嫌だな。隊員は慣れっこっぽいけどさ。

そして今のご時世、捕まれば金銭的にも大変だ。酒気帯びなら運転者50万円・同乗者30万円、飲酒なら運転者100万円・同乗者50万円の罰金。良くて免許停止90日、悪ければ免許取消3年だ。まぁ、当然といえば当然の結果だけどね。

しかしそのような懲罰的制裁がドライバーに与えられるようになったおかげで、飲酒絡みの事故は相当減った気がする。オレが保険営業を始めた頃は、年に何度かは"飲酒絡みの事故相談"を持ちかけられることがあった。中には「接触事故やっちゃったんだけど、飲んでたんで逃げてきちゃったんだ。どうすればイイ?」などと、聞かれても困る案件もあったな。それに比べると、ここ数年は飲酒事故相談はめっきり無くなった。良いことだ。

飲酒事故に対する自動車保険の規定はあまり知られていないことも多い。多くの人が知らないと思うが、自動車保険は"飲酒事故"でも保険金を支払う。ただし"相手に払うべき賠償金"のみ。いわゆる『対人賠償』と『対物賠償』だけだ。これは保険会社が飲酒運転を黙認してるわけじゃなく、あくまでも被害者保護のためだ。運転者側には当然何も払われないので注意が必要。なので、たまにニュースで目にするような「飲酒運転で歩行者の列に突っ込んだ」みたいな事故でも賠償金は全額支払われている。とはいえ、どんなに些細な酒気帯びであったとしても、事故時にちょっとでもアルコールが検出されれば翌年の自動車保険更新は謝絶されるし、他社へ移っても保険会社同士で情報交換が行われているから当然加入はできない。自動車保険はそういうものなんだ。

オレ自身はというと、一年を通じてほとんどアルコールを口にしないので飲酒運転とはおそらく無縁...あるとすれば『過労運転違反』かも...。でもこの過労運転違反もナメちゃいけない。具体的には『居眠り運転』を指すが、減点25点&罰金30万円&免許取消2年で、酒気帯び運転や無免許運転よりも罪は重い。さらに「風邪薬とか飲んで居眠り運転しちゃった」となれば『麻薬等運転』が適用され、減点35点&罰金50万円&免許取消3年だ。この処分は泥酔ドライバーと同じ扱いだ。もしオレがこうなったら営業職は捨てるしかない。それ以上に、クルマ大好きなオレにとっては生き甲斐を失うに等しい処分だ。

このお盆シーズン、年末年始、GWは飲酒を含めて"事故報告"が急増するので、皆様、どうぞお気を付けください。オレの事務所で引き受けている自動車保険はおよそ900台、この3日間だけで既に5件の事故報告が入ってきています。幸い飲酒絡みの事故ではなく渋滞絡みの『追突』ばかりだが、事故は事故。ハンドルを握るなら気を抜いちゃいけない。



  • 2011年08月12日 Posted byゴンすけ at 23:58 │Comments(0)

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